評価:
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ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
¥ 850
(2006-09-21)
どうも最近、面白くない映画を避けようとすると、ついつい古典に手が伸びるように…
今回はスティングです。
新米詐欺師のフッカーは、親同然の黒人詐欺師ルーサーと組んで小遣い稼ぎを繰り返していた。しかし稼いではギャンブルに金をつぎ込んでしまい、その警戒心の無さをルーサーから指摘されていた。
ある日、だまし取った財布に1万ドル以上の大金が入っていた。フッカーはいつものごとく、取り分をギャンブルで使い果たしてしまう。そんなフッカーにルーサーは自分の引退を告げる。知り合いの大物詐欺師ゴンドーフを紹介してくれると言う。
やりきれない思いを抱えながら帰路につくが、その途中で1万ドルがギャングの金だったと知る。身の危険を感じ、すぐにルーサーの元に戻るが手遅れ。既に帰らぬ人となっていた。
身を隠しつつゴンドーフを訪ねるフッカー。事もあろうにギャングのボスに復讐をしたいとの頼み。伝説の大物詐欺師が、自らの命も危険な一世一代の大仕事を始める…。
The Players(登場人物)The Set-up(段取り)The Hook(引っ掛け)…とそれぞれのエピソードは題名が出てから始まります。そして最後のThe Sting(とどめ)。まぁ〜ポールニューマンの鮮やかな手口!カードのシーン超カッコいいです。若いフッカーの危なっかしい動きでハラハラドキドキしつつ、最後は観てのお楽しみ。
「タラタラッタラッタラ〜〜タララタラララ〜タラッラ〜」誰もが聞いた事があるお洒落なあの音楽も、一度この映画を観ると、劇中の雰囲気が思い出されてニヤッとしていまいます。
友人の仇打ちの為、巨悪に立ち向かった詐欺師達。最高です。この爽快感はなかなか味わえません。誰もが楽しめる作品だと思います。
斬新な映画ではなく、イイ映画が見たい時にお勧めです。